展覧会情報
没後30年 木下佳通代
日本国内初!過去最大規模の個展が開催
神戸を拠点に活躍した、関西の戦後美術を代表する美術家のひとりである木下佳通代のキャリアのごく初期の作品から、代表作、絶筆にいたるまでの作品120点以上を紹介し、あらためてその表現の全貌に迫る個展です。
一筆一筆ごと、感覚を鋭く問いながら描く絵画は緊張感が高く、彼女の表現の集大成とも呼べる作品の数々を展示しています。
1982年に抽象絵画の制作へ大きく転向して以降、1992年までの間に力強いストロークの幅広い筆致や、描いた部分を拭き取るなど、作風は度々変化しています。
同系統の色の加減算によって描かれた絵画は、時間が重層するような奥行きを生み出しました。
描きたい、描きたいのに時間がない。
1990年にがんの告知を受けた木下佳通代は治療法を求めてロサンゼルスへ渡り、迫りくる死に対峙しながらも制作を続け、カンヴァスから緊張感をも感じさせる作品など作風も変化します。
- 会期
- 2024年5月25日(土) – 8月18日(日)
休館日:月曜日 *7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)は開館
- 開場時間
- 10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
- 観覧料
- 一般 1600円(団体 1400円)
高大生 1000円(団体 800円)
中学生以下 無料
*税込
*( )内は20名様以上の団体料金
- 会場
- 大阪中之島美術館 5階展示室
- 主催
- 大阪中之島美術館