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特集

歴史に触れながら中之島散策

2024/01/13

歴史に触れながら中之島散策イメージ画像

「日帰りだけれど、大阪の歴史的名所を巡りたい」
そんなあなたにおすすめの中之島周辺の観光スポットを紹介します。レトロな景観が美しい日本銀行大阪支店旧館は、外観だけでも立ち止まってじっくりと眺めていたくなるスポットです。散策を楽しみながら巡るのなら、福沢諭吉誕生地や銅座の跡などもおすすめです。さっそく見ていきましょう!

1 .

福沢諭吉誕生地

ここは明治の文明開化啓蒙思想家として、日本大転換期を支えた福沢諭吉が誕生した場所です。かつては「天下の台所」と称された大阪の地。数々の大名家が軒を並べていました。

福沢諭吉誕生地は、大阪観光の歴史スポット巡りで訪れたのなら欠かせない名所です。中津藩蔵屋敷の面影は碑となって、現代の道行く人を見守り続けています。

徒歩15分

2 .

日本銀行大阪支店旧館

南北に広がる御堂筋に面した日本銀行大阪支店の旧館は、ドーム型の屋根が特徴的なスポット。日本近代建築の父と謳われる辰野金吾氏によって、1903年に建てられました。重要文化財指定の建物は、復元、改築工事によって歴史的価値や当時の情感が維持されたレトロなデザインが魅力です。

旧館の魅力は、その歴史と建築美にあります。ドーム型の屋根やガラス製の三角屋根、重厚な柱頭飾りが印象的です。細部までじっくりと眺めたいですね。玄関ポーチは17~18世紀にヨーロッパで流行したバロック調の建築様式。歴史的なデザインを堪能できますよ。中庭に通じるコンコースや復元された貴賓室など、内部も見どころが満載です。

徒歩8分

3 .

銅座の跡

時は1766年、江戸時代のことです。日本の輸出品として重要な役割を担った銅。銅山から運ばれた銅は、大阪の技術者の手に委ねられ、商品へと精錬されていました。ここは粗銅の精錬、管理を行っていた場所です。当時、銅は密売防止のために厳密な規定が設けられ、破片までも管理されていたのだとか。

愛珠(あいしゅ)銅座は日本の産業遺産として貴重な存在です。江戸時代の銅の生産プロセスに触れることができますよ。さらに、歴史深い愛珠幼稚園も併設されています。歴史を偲んで巡る旅ならば訪れたいスポットです。建物や展示物を通じて、日本の銅産業の発展と歴史に触れる貴重なチャンスをぜひ。

徒歩2分

4 .

適塾

大阪大学が創立80周年を迎えた2011年、新しい部局として生まれた大阪大学適塾記念センター。日本にただ一つ残された蘭学塾の遺構「適従」です。蘭方医「緒方洪庵(おがたこうあん)」によって1838年に設立された適塾は、西洋医学の研究が中心に行われ、種痘やコレラ治療など医学の重要な業績が生まれた場所。幕末から明治維新にかけて多くの著名な人物を育てました。現在は国の重要文化財に指定されている施設です。

館内には蘭方医「緒方洪庵」の書状や日記、研究結果などの資料が展示されています。門下生の子孫から寄贈された貴重な文献などもあり、継続的に資料を収集しているため、
一般参加できるイベントも随時開催されています。

徒歩3分

5 .

神宗淀屋橋本店

11781年創業の大阪を代表する神宗(かんそう)ショップの本店です。店内は創業時の街の雰囲気が再現されており、歴史を感じながらお土産選びができますよ。佃煮をはじめ、大阪の季節の味覚をお土産にするのならここがぴったり。

商品だけでなく、包装紙やクリアパックも注目したいポイントです。1867年画家「眉山 玉震(びざんぎょくしん)」によって描かれた「大坂中之島久留米藩蔵屋敷絵図」の一部が使われています。さらに、カフェも併設されており、歴史の名所巡りで休憩地にもおすすめ。軽食はカレーにゅうめん、スイーツならばソフトクリームなどがいただけますよ。ソフトクリームをテイクアウトできることも嬉しいですね。

まとめ

大阪の観光スポットは盛りだくさん!日帰り旅行では、観光名所すべてを巡ることは難しいかもしれません。しかし、滞在時間が短くても散策を楽しめる場所がたくさんあります。限られた時間の中で歴史に触れ、名所巡りを楽しみましょう!

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